2007-01-01から1年間の記事一覧

医療と介護に関する中央政府の政策を妥当化するために

これは思索、そして行動のためのメモである。内容はどんどん肉付けされ、修正されていくことであろう。 ■医療と介護に関係する中央政府の政策の作成手続きに関する一般法制定 官僚であれ民間人であれ、政策を立案することはできてもその結果を正しく予測する…

中央政府の政策を決めるのは原理的に中央政府ではない!

本田 宏先生の『勤務医よ、闘え』というブログに投稿した文章を改変して掲載いたします。 「国」という言葉を使用しないこと、言葉の魔力に気をつけましょう 医療政策というものは「国」が決めるものだと誤解している方があまりにも多いことよ。その根底にあ…

人手不足の医療現場では、安心と安全が対立する

現実の急性期医療は圧倒的なマンパワー不足におちいってます。医師について言えば、急性期から療養型の病院へあるいは開業への流れが加速しており、大学の医局からの医師派遣が減り、同時に女性医師が増大しているため、医療崩壊ということが進行しておりま…

医師数・医療増加政策への賛成者と反対者が対立することの意味

本田 宏先生のブログ http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/honda/ に既に書いた内容を加筆・修正して掲載することにしまた。今回の言説は基本的にメタ議論とでもいうべき抽象論であり、医師数を増加すべきか否かの価値判断にはあまり触れており…

日本医療機能評価機構よりの返信

2007年4月24日に、日本医療機能評価機構にメールで公開質問状を送りました。 5月11日に回答が届きましたので転載いたします。 >Subject: 公開質問のメールについて >Date: Fri, 11 May 2007 16:51:05 +0900 >澤田石 順 様 >日本医療機能評価機構です。 >いた…

医療の限界と危険、安全な医療はないということを、しっかりと説明

医療崩壊が急速に進行している中、マクロ的な解決を求めての活動が必須な ことは言うまでもありません。(マクロ的な解決: 先進国並に医師数を 増加すること、および医療費増大を国会議員、中央・地方政府に要求する こと、市民におよび医療従事者に啓蒙して…

日本医療機能評価機構への公開メール(To info@jcqhc.or.jp)

(日本医療機能評価機構の web page = http://jcqhc.or.jp/html/index.htm)澤田石 順と申します(平成元年に医学部卒業、医師免許取得)。 私は病院の勤務医(ただし、回復期リハビリテーション病棟専従医)です。 自分の勤務する病院には2002年2月から在職してお…

週間『東洋経済』で医療崩壊の大特集 / 時勢の大きなうねり

本日(2007/4/23)の朝日新聞の広告をみておっと思いました。 ニッポンの 医者、病院、診療所 外科も産科も小児科も消滅の危機、町に人が住めなくなる… 医療費抑制と医療崩壊の関係図 http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0428/index.html この半年の間…

医師不足問題

保険医療が崩壊しつつあることを、少なくとも全国の医師の大多数が自明の事実として認識していると思われます。一般市民の安全に対する過度の要求がますます強まり、結果が悪いと医師個人の罪をなすりつける傾向はとどまるところを知りません。急性期病院の…

医師は生身の人間だということ(草稿段階)

澤田石です。(jsawa@attglobal.net) 【女性医師を職場で活かすために】「その1」について発言しようと、文章を準備してましたが、どうも違和感があり投稿することができませんでした。よくよく考えると、ありきたりの意見で何の解決にもならない精神論だと…

医療関係者は行政手続法を知るべし --医療崩壊の加速度を抑制するために--

澤田石 順と申します。( jsawa@attglobal.net : please mail me!) ブログというものは実はかなり嫌いな形式です。Wikiでと最初は考えてましたが、一度はブログもいいと考え直して、こんなことをしています。これが初回の記事となります。 挨拶はこれくらいに…